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下地理則の研究室
記述のポイント
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基本構造
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述語名詞句、コピュラ、その他の要素(焦点助詞など)の並び順はどのようになっているか。
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名詞述語の生じる統語環境(埋め込み文内、焦点化など)に応じてコピュラの異形態は存在するか。
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名詞述語文に特別な主語のケースマーキングや特殊な振る舞いは生じうるか。
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コピュラの出没
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コピュラは必須か。必須でない場合、出没の条件はどのように記述できるか。
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名詞述語文の機能
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措定文(「彼は先生だ」),指定文(「彼が先生だ」),倒置指定文(「先生は彼だ」),定義文(「先生とは,学校で教鞭を執る職業の人だ」),うなぎ文(「彼はコーヒーだ」),
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名詞述語文とその周辺(場所・所有・存在)
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場所(例:「大学は箱崎にある」)と存在(例:「箱崎に大学がある」)に構文的相違があるか。
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所有(例:「私は弟がいる」「私には弟がいる」「私は家をもっている」など)の表現にはどのような構文があるか。
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それらは包摂・等価・場所・存在とどういう点で類似し、どういう点で異なるか。
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名詞句の所有表現(例:「私の家」)について、所有関係(例:譲渡可能性や選択所有性など)や所有者の有生性によって句構造が変わることはあるか。
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その他(形容詞述語など)
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名詞述語の位置に他品詞は立ちうるか。
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他品詞が立つ場合と名詞が立つ場合とで形態統語的な違いは生じるか。
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調査票
名詞述語文の構文特徴を記述する上で便利な調査票はこちらから。(東京外国語大学語学研究所論集21号の「情報構造と名詞述語文」特集へのリンク)
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