記述のポイント

  • テンス

    • テンスの対立の体系(非過去 vs. 過去,未来 vs. 現在 vs. 過去,など)

    • 過去に複数の語尾がある場合、それらは過去の種類を示すのか、モダリティその他(エビデンシャルなど)と関連しているのか。

    • 非過去の形式のうち、現在の出来事や習慣、一般真理を表す形式はあるか。

    • 非過去の形式のうち、意志や希求を表す形式はあるか。

    • 非過去の形式のうち、特に意志や希求を表さず、人称制限もない形式はあるか(これらは未来時制の形式として分析可能か)。

  • モダリティ

    • 活用語尾として現れるモダリティ要素(ムード)にはどのようなものがあるか。

    • 終助詞などで現れるモダリティ要素にはどのようなものがあるか。

  • アスペクト

    • 文法的アスペクトの体系(完成,継続,完了,結果,etc.)とその構造(補助動詞構文なのか,接辞か,など)

    • 語彙的アスペクトの体系(動作,変化,状態,etc.)

      • 語彙的アスペクトと文法アスペクトの関連

      • 語彙的アスペクトと格(動作動詞は動作主を取り,変化動詞は非動作主を取るので,動作主性が格表示に関与する方言では,語彙的アスペクトが格表示に影響がある可能性がある)

    • アスペクトとTM体系との関連

      • アスペクトと格

      • アスペクトとテンス

      • アスペクトとモダリティ

      • アスペクトとエヴィデンシャリティ

調査票

  • ​TAM体系のごく基礎的な記述に役立つ調査票はこちらから

  • モダリティの調査票:東京外国語大学語学研究所論集の2011年16号には,モダリティ特集が掲載されており,風間伸次郎氏による「まえがき」には,通言語的観点から見たモダリティの解説と,調査票がついている。

  • 大西拓一郎編『方言文法調査ガイドブック』(電子版はこちら

    • 井上優氏によるモダリティの解説と調査に役立つ例文がついている。

    • 木部暢子・沖裕子・井上文子の3氏によるテンス・アスペクトの解説と調査に役立つ例文がついている。

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