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下地理則の研究室
記述のポイント
ここでは,動詞語根や名詞語根から形容詞の語幹核(3.2節)を派生する方法を記述する。
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様態の接辞は形容詞語根にも動詞語根にもつくことがある。例えば標準語「〜そう」は,形容詞語根にもつき(「高そう」),動詞語根にもつく(「食べそう」)。出来上がる語幹核はいずれの場合も形容詞語幹核であるから,後者の場合,動詞語根から形容詞語幹核(この例では非屈折形容詞の語幹核)を派生すると言える。南琉球伊良部島方言では,様態の接辞-gi(〜のような;標準語「〜げ」と同根)が,形容詞語根にも動詞語根にもつく(taka-gi「高そう」,fau-gi「食べそう」)。出来上がる語幹核は形容詞語幹核である。
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