受賞

最終更新: 5月18日


2019年12月24日に,下地理則(教員)が第16回日本学術振興会賞を受賞しました。


授賞理由 「伊良部島方言の記述文法、特にアクセントと統語現象の言語類型論的研究」 (A Descriptive Grammar of the Irabu Dialect of Ryukyuan: A Typological Study on Its Accent and Syntactic Phenomena)

下地理則氏は、琉球諸語(特に伊良部島方言)に関して、体系的かつ詳細な記述文法を 公刊した。同業績は、消滅危機言語としての琉球方言を対象とした最初の記述文法であり、 重要である。また下地氏は、記述文法の作成に留まることなく、詳細な言語データに基づき、 二つの特筆すべき理論的貢献を行った。  まず、従来から「崩壊アクセント型」に分類されてきた伊良部島方言の韻律について、英語 等のストレス言語の知見を取り入れて一般化できることを示した。さらに、「第二対格」という格 システムの存在を指摘し、格研究に注目すべき研究課題を与えた。  このように、下地氏は現地調査に基づき、音韻論、形態論、統語論の交差点で起きる言語 現象を詳細に記述分析し、琉球諸語の諸現象を類型論的研究に発展させた。下地氏は、若 手研究者の域を超えた学識と研究力を兼ね備えた研究者であり、今後の更なる活躍が大い に期待される。





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