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12/25

プレWS

13:00〜17:00

​講師:青井

プレワークショップでは、「伝わる授業の作り方」をテーマに講義と演習をおこないます。博⼠課程に進学すると、⾮常勤講師として教壇に⽴つ機会を得るようになります。研究機関であると同時に教育機関でもある⼤学でのポストを⽬指すにあたり、⾮常勤講師の仕事を、ただお⾦を稼ぐ⼿段や、常勤ポストに就くまでの単なる通過儀礼と捉えるのは、あまりにも勿体ないことです。⾮常勤講師の経験は、教育者としての技術(教授法)を磨く場であり、また⾮専⾨家に専⾨的な知識をわかりやすく伝える訓練の場でもあるからです。

前半は「伝わる授業」を作るために必要な準備について講義形式で学びます。授業を成功させるためには、周到な準備が不可欠です。この講義では、授業の成功とは学生がどのような状態になることを目明日ことなのか、授業の準備にはどんな工程があるのか、それぞれの工程でどんなことを具体的にするのか、などを学びます。

後半は講師が実践している「アクティブ・ラーニング型の講読授業」を体験してもらいます。いわゆる講読というと、教師(より知識がある者)が学生(より知識を欠く者)に対して論文の解説をするような授業をイメージすると思います。このような形式においては、主役は学生ではなく教師にあると言えるでしょう。この演習では「学生の主体的な読解・思考・対話」を促すことを目指して設計した講読の授業を体験してもらい、その効果(学生・教師の双方に)について考えます。

12/26

メインWS 1日目

​10:00〜17:00

​講師:下地・青井

前半では,⼤学院⽣や研究者が⽬指すゴール(学位やアカデミックポスト、科研費獲得)をまず設定して,逆算でやるべきステップを設計していく癖を⾝につける技術を考えます。学位を3年でとるなら,いつまでにいくつの査読論⽂を載せるか,そのためにどの学会にいつ応募するか,ターゲットの学会発表に受かるためにどういうアブストを⽤意するか,など,全てトップダウンで計画していく思考法と計画法を紹介し,また参加者がそれぞれ計画を立てて発表するワークショップを行います。

後半では,アブストラクトの作成に焦点を当てたワークショップを行います。アブストラクト作成は,研究発表応募の最初の関門であると同時にアカデミックライティングのエッセンスが詰まっています。実際に公開されているアブストラクトを採点し,「良いアブスト」「悪いアブスト」の⾒極めを実感してもらうとともに,受講生が事前に作ってきたアブストラクトのブラッシュアップ作業も行います。

12/27

メインWS 2日目

​10:00〜17:00

​講師:青井・下地

2日目は,研究発表のスキルをみがくワークショップです。まず,参加者の中から希望者3 ⼈が各⾃20 分の研究発表を⾏います。それに対して講師及び参加学⽣が、参考になったところ、わかりにくいところ、改善点などをコメントしていきます。

 

これに続いて,講師と⼀緒に、3 ⼈の発表の修正を具体的かつ徹底的に⾏います。他の参加者もこの作業に加わることで、良い発表を作っていく⼯程を実体験していきます。議論をしながら、昼休みを挟んで3時間程度、この作業に当てます。

 

最後に,修正を経た上で再度研究発表を⾏います。それに対して講師及び参加学⽣が、参考になったところ、わかりにくいところ、さらなる改善点などをコメントしていきます。

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